概 要

★雨量の観測について★

梅雨、台風などの大雨によって、河川の氾濫、土石流の発生、崖崩れなどの土砂災害が発生することはよく知られています。 そのため、レーダーにより雨雲を常時観測して、地上に降る雨の予測を行ったり、多くの地点に計測装置を設置して、地上 に降った雨量を定期的に観測したりして、災害の予防や対策に役立てています。
奈良県では、管内で観測した地点の雨量を、ごく身近な情報として提供できるようになりました。観測地点も徐々に増やす計画です。
TVなどの広範囲の情報と併せて、土砂災害の発生に備えるための情報として利用していただければ、と考えております。


★雨量観測装置★

 五條土木事務所で観測している地点の雨量は、写真のような場所に設置されています。
 この建物の中には、観測したデータを処理、伝送する装置などが設置されていて、常時事務所へのデータ伝送を行っています。
  
@ 写真の建物の上で雨を受けると、数値カウンタがアップします。
A 雨が降らなければ、カウンタの値は変化しません。
B この値が定期的に、五條土木事務所のコンピュータに伝送され、事務所で、前回観測した値との差を、雨量として計算します。
C このように観測した値が、1時間に降った雨量とか、降り始めからの雨量として土砂災害の予防、対策に使われています。

 

★雨量表示盤★

写真のような雨量情報表示盤が、現在五條土木事務所管内で3ヶ所に設置されています。
 この表示盤では、雨の降っているとき、雨量の値や、警戒の情報を表示します。通常の雨が降っていないときには、奈良県や五條土木事務所からのお知らせなどを表示します。