地すべり危険箇所


 比較的穏やかな斜面において、地中の粘土層など滑りやすい面が地下水の影響などで、ゆっくりと 動き出す現象です。一度に広い範囲が動くため、ひとたび発生すると住宅、道路、鉄道、耕地などに 大きな被害を及ぼしたり、川をせき止めて洪水等を引き起こすことがあります。
 このような被害が生じる恐れのある箇所を地すべり危険箇所といい奈良県内に106箇所あります。

左:「くえ山」の地すべり土塊が丹生川に流入(S57年8月)

右:地すべり土塊により天然ダムができ、
丹川をせき止めた浸水被害。